阿蘇駅近くにある西巌殿寺にて、4月13日に「阿蘇山観音まつり」が行われます。
熊本県内外から多くの参拝者が集まり、「火渡り」や「湯立て」などの荒行を通して、一年間の無病息災を祈願する伝統行事です。
◆火渡り(ひわたり)
祭りは、山伏姿の行者たちによる読経から始まります。
境内に組まれた護摩壇に火が灯され、願い事を書いた護摩木が炎の中へと投じられます。
やがて炎が落ち着くと、いよいよ「火渡り」。まだ熱の残る炭の上を、行者たちが裸足で静かに歩き渡ります。その後、一般参拝者も参加可能です。心を落ち着かせてゆっくり歩くことが、無事に渡るコツと言われています。
◆湯立て(ゆだて)
大きな釜で煮立てた熱湯にササを浸し、勢いよく振りまく荒行です。その湯を浴びると、一年間無病息災で過ごせると伝えられています。
煮えたぎる釜のそばで行われる読経の様子は、修行の厳しさを感じさせます。
◆行事の由来
この祭りは明治時代に始まりました。明治9年(1876年)、当時の住職・厨亮俊が西南戦争の折に亡くなった4月13日を命日として、招魂祭が行われたことが始まりとされています。
それが現在の「阿蘇山観音まつり」として受け継がれています。
迫力ある炎と湯しぶき、そして厳かな祈りの時間。春の阿蘇で、歴史ある伝統行事に触れてみませんか。
スケジュール
2026年4月13日 午前10時~
- 厨僧正慰霊祭
- 大般若経祈祷(本堂内)
- 採灯大護摩祈祷
午前11時30分~
- 火渡り大荒行
- 湯立大荒行
〈おとき有り〉 無料
〈魔除けの大般若有り〉 古いお守り、お札お持ちください。
